
「無病息災」という言葉がありますね。病気もなく元気で結構なことなのですが、「はいはい良かったね。だから何だ」感があることも否めませんよね。私事で恐縮ですが、私の母はしばしば「無病息災よりも一病息災のほうが強いもんだよ」と言っていましたが、この「一病息災」の考え方こそ、インプラントとの付き合い方の極意のような気がしています。
一応説明させていただきますが、「一病息災」とは「持病を一つ持っているぐらいのほうが、健康に注意するため長生きしやすい」というような意味ですが、インプラント義歯についても同じだと思うのです。確かにインプラント義歯はウィークポイントであるには違いないのですが、そのウィークポイントがあるがゆえに、毎日丁寧な歯磨きを行い、きちんと定期検診に通う習慣を持たざるを得なくなります。その習慣はひょっとしたら、あなたの他の歯をも守ることになるかもしれませんよ。
インプラント義歯を病と考えることには抵抗があるかもしれませんが、この「一病息災」の考え方自体はインプラント治療を受けるものの心得としてふさわしいように思います。